わたしはつみたてNISAをやめて一般NISA(個別株投資)に変更しました。
2024年から始まる新NISAを前に今からNISAを始めようと思っている人も多いと思いますが、わたしはつみたてNISAもそうですが、投資信託のインデックス投資自体に?と思っています。
もちろん投資を始めた当初は
インデックス投資?勝手に銘柄変えてくれて、つみたてていくだけで将来の資産ができる?
控えめに言って最&高なんじゃない?
と思っていたタイプです。
今回は、そんな私がつみたてNISA(投資信託のインデックス投資)をやめて、高配当株投資にした理由をお話します。
もちろん、投資はひとそれぞれ考え方がありますし、何十年か経ってからでないと正解はわかりません。
なので、わたしのいち意見だと思ってください。
つみたてNISA(インデックス投資)をやめた理由
わたしがつみたてNISA(インデックス投資)をやめた理由は以下になります。
- 使えないお金をずっと積立てていくことに意味がないと思った(貧乏人に向かない)
- 4%ルールは机上の空論だと思った
- 老後のための使えないお金を増やすよりも、今から使えて資産が増えていく方がいいと思った
- インデックス(オールカントリー)は分散されていると思ったが分散されていないことに気づいた
- NISA恒久化が始まる
主にこちらの5つになります。
順番に説明していきます。
やめた理由①「使えないお金をずっと積立てていくことに意味がないと思った(貧乏人に向かない)」
つみたてNISAでS&P500、オルカンと言われるオールカントリーなどの投資信託に投資するのがすごくブームになりましたよね。
わたしもそれに乗ったうちの一人で、わたしはオルカンで積立設定をして、月33333円を投資していました。
2021年から始め、2022年の12月まで積立てたので、約2年間運用していました。
つみたてNISAは1年間で投資できる金額は40万円までなので、投資額は2年間で80万円です。
そこで思ったのが、どんどん画面上の数字は増えても使うことはできないんだな、と。
画面上の数字が増えても、日々の生活が潤うわけではありません。
配当金が振り込まれたり、株主優待が届くわけでもなく、ただ画面上の数字が増えていくだけです。
日々の生活は変わりません。(2回目)
「これだけの資産があるんだ」と気持ちの余裕がでてくるかもしれませんが、日々の生活は変わりません。(3回目)
わたしも当初はインデックス投資は老後の資産用、普通の生活用に個別株をしよう!と決めていました。
でも、どんどん老後まで使えないお金が増えていくことに違和感を覚えました。
しかも、インデックス投資は何十年と続けることに意味があるです。(最低でも10年)
画面が潤ったって、日常で使うお金や物に変換できないんですよね。
なので、インデックス投資って日々の生活がすでに豊かで、さらに資産を増やしたい人向けなんじゃないかな?と思ったんです。
これが「貧乏人に向かない」と思った理由になります。
先日、同じシングルマザー投資家の方のブログを読んでいたら、インデックス投資の金額がなんと5000万円に到達されたとか。(本当に尊敬です。)
でも、「全然実感がない。普段は自分の給料で生活しているから」
と書いてあったんですね。
なんか、それってどうなの?と。
もし5000万円を高配当株に投資をしていたら配当金がもらえたり、優待がついている会社ならカタログギフトなんかが毎年もらえるんですよ。
でも、インデックスだと画面上の数字が存在しているだけです。
これが私が(つみたてNISA)インデックス投資をやめた理由1です。
やめた理由②「4%ルールは机上の空論だと思った」
わたしは2021年から2年間運用して、なんと2022年12月の損益はマイナスでした。
インデックスは長期で運用してこそ意味があるから、マイナスになる年もある、というのは事前に知って承知しています。
でも、例えばこれが老後で、ちょうどお金を使い時に損益がマイナスだったらどうでしょうか?
損益がマイナスの時に取り崩す気になれますか?
一応、「4%ルール」という投資の中で有名なルールがります。
4%ルールとは?
「4%ルール」は1998年に米トリニティ大学のグループによって発表された資産運用に関する研究から導かれたものです。
これは、毎年、資産運用額の4%未満を生活費として切り崩していれば、30年以上が経過しても資産が尽きる確率は非常に低いという内容です。どのようなポートフォリオ(資産構成)にするかなどによって数字は変わってきますが、おおむねこのような意味になります。
この4%ルールは、アメリカの一般的な株価の成長率(7%)から物価上昇率(3%)を差し引いて計算されたもので、要は投資で得られる利益の範囲内で生活を続ければ、半永久的に資産が目減りすることなく生活ができるという考え方です。(引用元:三菱UFJ公式HP)
ただ、年4%をいつ取り崩すか?必要なタイミングで損益がマイナスの時の精神的なハードルを考えると容易ではないと思います。
これはインフレ率や数字の問題もそうですが、心理的に今まで何十年と積立ててきたものを「取り崩し続ける」ってできるかな?と思うんですよ。
しかもコロナのように何年も経済の混乱が続くような事態が起きないとも言えないですよね。
こういう時に「そんな経済的な混乱は何十年に一度だ」と言う人が必ずいると思いますが、
そういう時に現金が必要なタイミングが重なったら?
計算上では成り立っても、人間って計算通りに動けないですから、(損切りルールを守れない人多いように)
このルールにはちょっと懐疑的です。
(もちろんインデックス始めた当初は4%ルールでいけば、、と信じてました)
やめた理由③「老後のための使えないお金を増やすよりも、今から使えて資産が増えていく方がいいと思った」
やめた理由1と似ていますが、つみたてNISAなどの投資信託よりも「高配当株」に魅力を感じたことが大きな理由になります。
よく配当金がでるものはその都度課税されるからインデックスよりも不利だといわれます。
投資効率を考えると絶対にインデックスと。
でも、本当にそうでしょうか?
何十年後のインデックスが上がっているグラフを見ればそう思うかもしれませんが、
例えば、2022年12月のわたしのインデックスの成績はマイナスでした。
しかし、その時保有していた高配当株はプラスな上に配当金まで出してくれています。
ここの部分を切り取ると高配当株の方がリターンは上ですよね?
個別株はマイナスのリスクが大きいですが、高配当株で比較的大型株を買っておけば倒産などのリスクはかなり低いはずです。(伊藤忠とか)
配当金は再投資にまわしてもいいし、自分で使ってもいい。
配当金全部を使わなくても、半分だけ使ってあとは再投資!でもいいわけです。
元本を増やすように投資し続ければ配当金も増えていくので、使ってもいいし投資にまわしてもいいお金がある方が嬉しいなと思います。
しかも、きっとこれは老後さらに痛感するだろうと思っています。
インデックスは自分の給料などから投資していかないといけません。
イコール、収入がなくなったら指数が増えていくのを待つしかなく、元本を増やす作業をできません。
しかし高配当株だったらなくなった収入の代わりに配当金を使ってもいいし再投資に回してもいい。
元本を増やし続けられる=配当金を増やしていける(使えるお金が増える)んです。
やめた理由④「インデックス(オールカントリー)は分散されていると思ったが分散されていないことに気づいた」
投資は分散した方がいいと言います。
そこでわたしはアメリカがずっと続くかわからないし、インドの成長も期待してオールカントリー(通称オルカン)を積立てていました。
でも、先ほどもいいましたが、インデックス(指数)もマイナスになることがあります。
オルカン、またはS&P500の商品の中身が分散されていたとしても、
「わたしのポートフォリオの中では分散していると言えない」
ことに気づきました。
もしこの商品を一つしか持っていなくて、その投資信託がマイナスならあなたの資産はマイナスにしかならない、というこです。
これが個別株で業種を分散して何社も持っていれば、あなたのポートフォリオの中でどれかの会社は好業績の可能性があるんです。
コロナの時に打撃を受けた会社もあれば、コロナがあって好業績になる会社もありますよね。
自分の持っている株たちのなかでプラスになっている会社があれば損失を少なくすることができる可能性があります。
私はエネオスなどのエネルギー関連株を持っていますが、エネルギーはマイナスだけどこっちはプラス!などあって
こっちの業種は悪いけど、こっちの業種はイケイケ!という時も多いので、自分の銘柄を分散することでポートフォリオ全体はプラスを維持することもできます。
今回のコロナ、ウクライナ問題でとてもそれを痛感したので、商品自体が分散されているのも大事だけど、
自分のポートフォリオを分散させることの方が大事と思うようになりました。
やめた理由⑤「NISA恒久化が始まる」
これは本当に大きくて、そもそもつみたてNISAにしたのは運用が20年と長いからでした。
それが岸田NISAで2024年からNISAが恒久化されるということでつみたてNISAをやめる決定打となりました。
もともと個別株も買っていたので、前年の2023年からもう一般NISAにしよう!高配当株投資にしよう!と決めました。
今までの積立てNISA分は保有し続けた方が本当はいいのかもしれませんが、投資資金もそこまであるわけではないのですべて売却予定です。
2月にプラス5万円くらいになったタイミングあり、まずは半分の40万円を売却しました。
この40万円は高配当株投資に使っていきます。
残りの40万円もどこかのタイミングで利確する予定です。
まとめ
わたしが積立てNISA(インデックス投資)をやめた理由をお話ししました。
投資には正解がないですが、わたしは老後の資産作りよりも今から豊かな気分になっていきたいので、高配当株投資をしていきたいと思っています。
ちなみに、娘のジュニアNISAですでに買ったオルカン40万円はそのまま娘が成人するまで持っている予定です。
そして、娘のジュニアNISAでは高配当&優待がある銘柄に投資していこうと思っています。
それについてはまた書きたいと思います。
何度も言いますが、投資は人それぞれのスタイルがありますので、資金も違えば環境も違います。
なのでこれはわたしの感想です。笑
今までも投資スタイルころころ変わっていたので、これからまた変わる可能性もありますが、当分は高配当株投資をがんばっていると思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。